いろいろについての考察

規格外って何だよ

雑司ヶ谷ナス

友人とのランチの時、

「みねちゃんにお土産」と

袋いっぱいのナスと甘唐辛子を

いただきました。

この昭和の受話器サイズの

大きいナス、

「雑司ヶ谷ナス」という

江戸時代からある

東京の伝統野菜なんだそう。

丸っこいフォルムが

たまらないのですが、

実はこのナス、

ツヤが少ない見た目のせいで、

市場では売れなくて

衰退してしまったんですって。

たしかに、

スーパーで売ってるナスって

ツヤツヤで形、大きさも

ほぼ一定ですよね。

そういう一般的な規格で

見られてしまうと、

たしかに見劣りして、

選ばれなくなったのかも

しれません。

規格で管理の発想

規格で測って、

外れたものは価値が低くなる。

だから規格を外れないように

しよう、という考え方って、

長い間、私たちの社会を

支配してきましたよね。

学校では制服を指定通りに着ること、

新卒で就職すること、

勤めたら定年までやめないこと。

言ってみれば規格フェチ。

私が通っていた高校では、

制服を着崩してる生徒がいないか、

毎日体育教官が

通学路に立ってましたから(笑)。

周りと同じであることが

何より求められた時代。

管理する側にはそれが

一番楽だからね。

でも、最近は「カスタマイズ」とか

「ひとりひとりの個性に応じて 」

とかがウリ文句になっているし、

「規格外」とか

「型破り」って、

褒め言葉になってますよね。

考えてみればそもそも、

規格なんて

法律などのルールと違って

ただの基準。

規格内であるからといって、

品質とか正しさとか安全とかが

保証されるわけでは

ないんですよね。

人によっては、

変わった形のナスの方が

ピンときたりするかも

しれないし(笑)。

規格内にするためには

どこかの過程で

ムリなことしてるかもしれないし。

結局は

自分の判断で

好きなやつを選べば

いいんだと思います。

生き方とか働き方も同じで、

いろんな個性や条件に応じて

自分らしいカタチが作れて、

そこにニーズが生まれれば

良いのだろうな。

衰退してしまった雑司ヶ谷ナスを

地道に栽培してきた農家があり、

そのナスのうちいくつかが、

ストーリーと共に

私の手元にやって来たことに

思わず感動しました。

雑司ヶ谷ナスも小ぶりのナスも

選べると楽しいだろうな。

ちなみに

私のナス、キュウリの選択基準は、

美しさなんてどうでもよくて、

下っ腹の部分が大きいことです(笑)。

オンラインサロンのご案内

12月2日(大安)いよいよオープン

\人生後半を最高に楽しく/
アラフィフ女性さま必見の
月額課金制サロンの登場です!

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です