弁護士目線で考えること

「笑ってはいけない」の黒塗り問題について

今年は、年末年始11大連休だというのに風邪をこじらせて肺炎になり、初詣もいかず家でねながらテレビの音を聞いていました。

 

さすがに39度の熱が出ると何もしたくなくなりますね。

 

モチを噛むのも面倒でした。

 

そうこうしているうちにもう連休最終日。

 

すっかり体調も良くなり、明日は元気に出勤できそう。

 

我ながらすごい社畜ダマシイだぜ、と思います。


ダウンタウンの「笑ってはいけない24時間」シリーズが大好きで、毎年ビデオを撮って正月にみています。

 

今年は、浜ちゃんが冒頭にエディーマーフィーの扮装として顔を黒塗りしたことで、黒人に対する侮蔑的表現ではないかと問題になってますよね。

 

このニュースを聞いて、最初の感想は「なんで侮蔑的になるの?」でした。

 

だって、浜ちゃんは有名な俳優の扮装をしただけで、その特徴として肌も黒く塗ってみせただけ。

 

その扮装が浜ちゃんにものすごくしっくりきていたために、めちゃくちゃ面白かった。

 

そこに侮辱も悪意も全くない。

 

一体全体なにを批判してるんだ?と。

 

 

仕事柄、相手の考えていることがさっぱりわからないなんてことは良くあること(笑)。

 

だから、そんな時はまず相手の立場に立ってみるのがクセになっています。

 

今回の黒塗り問題、自分に置き換えてみたらどうだろう。

 

「たとえば、世界的に人気のある歌手のパフューム(perfume)。

 

ご存知のとおり3人組の日本人女性です。

 

海外のお笑い番組で、パフュームに扮したコメディアンたちが、パフュームの衣装やメイクやダンスを真似るだけでなく、顔を黄色い色で一面に塗っていたら?

 

その3人を見て出演者が爆笑していたら。

 

うーん、なんかやっぱり気分が悪い方向での違和感を感じるかも。

 

「その黄色、いらなくない?」と思うかも。

 

もちろん、彼らにも侮辱の認識はなく、みんなパフュームを大好きだとしてもね。

 

爆笑の理由がシンプルに「パフュームに扮したタレントがとても似ていて面白い! 」だとしても、

 

受け取る側からしてみれば、その中に「“イエロー”だから顔を黄色く塗っていて面白い!」 という嫌な感じを受けてしまう人もいるだろう。

 

あとは「嫌な感じを受ける人がいる」ことを前提として、やる側はその可能性にどこまで配慮するべきか、なんだと思う。

そこはまた、お笑いの側からの再反論などいろいろな意見を聞いてみたい。

 

 

最近、◯◯ハラスメント、虐待、LGBT、体罰などのワードをニュースなどでよく聞くようになりました。

 

これは、新しく生まれた問題というわけでは決してなく、本来昔から問題だったのだけど、これまでは無神経にスルーされてきたもの。

 

今回の黒塗り表現はその1つ。

 

世の中には、まだまだ無神経にスルーされているけど辛い思いをしている人がたくさんいるんだよね。きっと。

 

「は?」と思うことでも一度立ち止まって相手の立場で想像してみると、大事なことをスルーせずにすむかもしれません。

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