東京医科大学問題に腹を立てる

コウノドリ、ブラックペアン、そして今期はグッドドクター。

 

スマホでテレビ視聴できることを知ってから、結構長い移動のある日は、テレビドラマを見ることも多いです。

 

中でも、ここ一年ほどお医者さんもののドラマにハマって上記のドラマは全部見ています。

 

人の体にざっくりメスを入れて病巣を取り除き、命を救う、というお医者さんのかっこよさにしびれまくりなので、今回問題になっている東京医科大学の入試不正問題には、「なんてことしてくれるんじゃ」と医療関係者に成りきって憤っています。

 

試験制度では公平なルールは絶対なんだよ。

 

同じく試験制度で1点に泣いた人たくさん知ってるからこそどうしても怒りが収まらない。


「なんで弁護士になったのですか?」

 

と聞かれるたびに、なんでだろな。と未だによくわかりません。

 

母が2時間ドラマ大好きでよく法廷モノをみせられたこと

 

美容師だった母から「手に職をつけなさい」とうるさく言われていたこと

 

父と母が離婚したこと

 

など、色々な理由がありますが、資格職は男も女も公平だ!という信頼があったことも大きな理由でした。

 

 

1999年。私が大学を卒業した年は就職の超氷河期でした。

 

学年が上がるにつれ、「女性の就職は厳しくなる一方」というのがもっぱらの噂でした。

 

もちろん中にはテレビ局とか新聞社とか、華やかな業界に行く人もいましたし、結局就活というものをしていないので本当のところはわからないのですが、ことに女性の就職については「先輩たちみんな大変そう」という空気は確実にありました。

 

20年前当時は、まだセクハラとかイクメンとかのワードもない時代。多分今よりも、もうすこしあからさまに男女の性差はあったのではないかと思います。

 

3年後半くらいの進路どうするかな、という時期になって、色々考えている中で、迫り来る就活。

 

司法試験目指す?それともエントリーシート書く?と葛藤しながら、ふと思ったのです。

 

「資格試験なら男も女もない。点数を取れるかどうかだ。」と。 実力をつけて横の人より良い点をとりさえすれば運とか人事担当との相性とかと関係なく必ず報われるならば。

 

私はその道を選ぼう、と。

 

弁護士になろう(というか司法試験を受けよう)と決心したのがいつか、と問われれば、大学4年になりたての頃、御徒町の駅のガード下で自転車にまたがって信号待ちをしていて、上記のように思ったあの瞬間だったのだと思います。

 

(あ、そのせいで、合格するまで10年かかったし、うまくいかなくて、一度やめたりしたことはまた別の話。。)

 

試験というのは、そういう性質、つまり形式的、画一的に判断できるものであるべきだと思います。

 

人生をかけた1点の積み重ねで、最後、合格点に届いたか届いていないかだけで勝敗が決まる。

 

顔の美醜、家柄、貧富、それまでの経歴、そして性別。。そんなもの全て関係なく、ただ実力だけで決まる世界。

 

その信頼があるからみんな必死で1点のために頑張るわけです。

 

今回の東京医科大学の「女性不利益措置」は、報道されていることが事実であるとすれば、その絶対に揺るがしてはいけない前提を覆したのだから許せません。

 

いや、実は、司法試験もかつて、オフィシャルな若手優遇策というのがあったんですよ。

 

受験3回目までの受験生は受かりやすい一定の優先枠というのを設けたわけ。まさに下駄をはかせる、という政策です。

 

あとは、若い人に有利になるよう、パズルのような瞬発力を必要とする問題を増やしたりという試験内容での調整もあったと言われています。

 

当時の司法試験業界には、10年とかやってるベテラン受験生も数多く、若手優遇の方針になった転換期にはそれはそれは阿鼻叫喚で、当然批判もありました。

 

でも、それはあくまで「そういうルールですよ」と明言してやっていたわけです。

 

だから、みんなそれを前提に対策するとか進路について判断ができたのですよ。

 

優遇期間の3回受けたけど受からなかったから見切りをつけて別の道に進もう、と就職した人もいました。

 

また、若手優遇の試験傾向であれば、それに合わせて対応策を練ることだってできた。

 

これに対して、東京医科大学は、隠密に、しかも女性という理由だけで一律に不利益になるよう操作していた。これは憲法14条の趣旨に反する差別的な取り扱いの違法行為と言われてもおかしくないものです。

 

しかも、その理由は、「女性が結婚出産で医師をやめる可能性がある」ということらしい。

 

たしかに、出産については、どうしても性別の特性上、ブランクが空いてしまうことがあるけれど、それを含め「女性医師は仕事をやめる」というのは、単に制度の不備によるものなのではないだろうか。

 

医師ではないけれど、私の周りには、出産後も家計の大黒柱になっている女性は何人もいます。

 

今回の不利益取り扱いというのは、人の働き方や家族のあり方の多様性を無視するだけでなく、女性に固定概念に基づく負担を押し付ける考えですよね。

 

そしてなによりも、大学がテストの点数という不可侵のルールを犯した罪は重い。

 

何人も理不尽にも1点に泣いた人がいると思うと、悔しいです。

 

真剣な努力を勝手な神の手みたいなもので踏みにじっているのだから、この問題、なんのペナルティもなく終わらせてはいけないと思う。

 

どういう結末になるのか、きちんと見守りたいです。
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