「正しさ」はトラブルの元

誰かから「間違ってる」と言われたら、どんな人でも反発したくなりますよね。

「いや、私は正しい」
「そういうお前こそ間違ってる」

そういいたくなります。

みなさまご承知のとおり、世の中には法律や規則や契約などのルールがあります。

これらのルールに照らすと「ルールに合っている」「ルールに反している」という答えは必ず出ます。

しかし、これの厄介なのは「正しさ」とはちがうこと。

だいたい、「正しさ」というのは個人個人で違いますよね。

一般的に、善良な市民は、もともと日々自分的に「正しい」と思う行動を取っているもの。

そういう「正しい」人同士がなにかの拍子に対立して紛争になるわけです。

だから、「正しい」は「適法」とイコールではない。これはよく考えれば当たり前のことなのです。

私たち弁護士は、日々、どなたかの依頼を受けて、その方の「正しい」が勝ってるのだ!と主張する作業をしています。

時に、「その正しいはどうかなあ」とか「その正しいは結論に影響しないなあ」と思うこともあります。

でも、その人の「正しさ」に最大のリスペクトを払い、その正しさが結論としてルールに照らしても間違いない、といえるよう最善の努力をします。

離婚、相続、交通事故の過失割合などのパーソナルな紛争だと、その「正しい」という気持ち重視の傾向が強いかなあ。

お金のプラスマイナスで行けば、正しい、正しくないはどっちでもいい、というケースすらあります。

でも、そこにこだわるのだって自由。

経済的にはなんのメリットもないとしても自分の権利を主張したい。すぐにはソロバン計算の理屈では割り切れないのが人の人たる所以。

だからこそ弁護士の仕事はあるし、人の「正しさ」に寄り添いながらもベストな落としどころに着地させてあげられるというところにやりがいを感じてます。

ただ正直いうと、日々、「正しさ」のぶつかり合いをルールで裁く、という現場にいるせいか、「正しさ」ということを最初からスパッと手放せばニンゲンもっと楽なのになあ、と思います。

あくまでも個人的にはですが、私は、誰かの行動について「正しい」というジャッジを極力しないようにしています。

また、誰かが私に自分の「正しさ」を押し付けてきたり、自分の「正しさ」を前提に人を批判してきたときは、直ちにシャッターを閉めて距離を置くようにしています。

だって不毛だからね。

もちろん、客観的なルールに合ってるかどうかは常に気にします。

けれど、誰かの主観的な「正しさ」に縛られたり、あれこれ考えるなんて時間のムダ。

そんな暇あったらケータイでゲームやってる方がマシです。

時間は楽しいことにたくさん割きたいですもんね。

「正しい」を追求するよりも、「楽しい」を重視する人が増えた方が世の中ハッピーになると確信しています。

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