暑いのでプールの見える公園に行きました。
水の近くにいると、ちょっとだけ涼しくなる気がします。
プールのにおいと、子どもたちがキャーキャーしているのを遠くに聞いていると、小さい時、家の近所のプールに母が連れて行ってくれたことを思い出します。
母は白い日傘をさして、炎天下のプールサイドで待っていました。 多分笑顔だったと思う。
私が楽しく水遊びしているのを「暑いなあ」「でも楽しそうだからしょうがないなあ」とか思いながら見ていたのでしょう。
親の眼差しというのはありがたいことです。
泳いで疲れると、プールサイドで母が握った大きな岩のようなシャケのおにぎりをほおばりました。
40過ぎてもあの時のおにぎりの味が私のおにぎりの味なのですよねえ。しっかり塩を振った塩味の強いおにぎり。
海苔の匂いとプールの匂いをこんな風に思い出す日が来るとは当時は思いもしませんでした。
誰かと過ごす1日は、時間が経って振り返るとものすごく貴重な思い出の時間かもしれませんね。
プールといえば、私が小さい頃の最も大きな憧れのプールは、西新井というところにある「東京マリン」というプールでした。
大きなウォータースライダーや、流れるプール、波のプールなど、小さい私は大興奮でした。
あと当時は、割と多様な文化に寛容で、プールサイドにごっつい刺青の入った方とかもいて、そういう意味でも私にとって大きなプールは「未知なる大人の世界」でもありました。いまでは信じられませんが。
学生時代には、就活の時期に「東京マリン内定取れたわー」とか言ってる人がいて、懐かしさに泣きたくなりましたが、よく聞いてみると東京海上という会社だと知ってちょっとがっかりしたことがあります(実話)。
ややこしいわ、とムカつきつつも、東京海上さん、英語表記を見ると東京マリンなんですね。
それは仕方ない。多分誰も悪くない。
いつからか行かなくなり、すっかり縁遠くなりましたが、また行きたい。東京マリン。
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