われわれフツーの弁護士は、裁判所から裁判所へ、つぎの期日を決めるだけのために移動していることがとても多いです。
いまどき、他業界では、スカイプ会議、ライン電話、フェイスブックグループ通話なんかで遠隔会議をするのが普通なのですが、裁判は「直接主義」というオキテのため、対面でやり取りするのがキホン。
川越から横浜とか、一日中電車に乗ってることもあります。
そんな移動時間、メールチェックやら書類確認やら車内でできる仕事をするのがデキる弁護士の常識なのですが、たまには息抜きも必要。
てなわけで、Huluとかオンデマンドとか契約してスマホでテレビを見ています。わたしの場合ほぼ常時。
少し前にはまって見ていたのが石原さとみさんの「高嶺の花」
華道家の世界のお話で、画面に出てくるいけばながめちゃくちゃかっこいいのです。
この10年、社畜弁護士の名をほしいままに仕事ばっかりしていたせいで、趣味なんてほとんどなかったわたし。
パン焼きとかゴルフなんか仕事のうちですから。
そこで、独立したし自由になったこのタイミングでもあり、ステキな女子のたしなみとして、おはなならうことにしましたのでございます。
先生は、草月流の師範でもある友達。
「やっぱみねちゃんはオトナなんだし基本花形やんなさい」と命令されて、「いや、あたしは石原さとみがいけてたあのでっかい作品みたいなのを作りたいのよ」という心の叫びを封印し、やってみましたよ。

これが今回使用する花材。先っぽが目に入ったら失明しそうな硬い葉っぱ。名前は忘れた。
お花は、カンパネラという可憐な花。カンパネラといえばフジ子・ヘミングさんを思い出しますね。難曲ですね。
これが今回の基本花形のお稽古に使う花器。
シンプルなもののみで美しく見せるという究極の美です。

で、完成。

いかがですかね。師範は「初めてにしちゃいい出来だわよ」と褒めてくれました。
草月流って、とても自由で、例えばこんなのも生け花なんですよ。

なかなかルーティンでは経験できないクリエイティブな時間。
創造するのが好きな方、ぜひご一緒にはじめましょう!
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