いい人、謙虚な人ほど、その「優しさ」がビジネスを妨げているように思います。
「私なんかがお金をいただいていいのだろうか?」
「この人支払大変そうだし、かわいそう」
など、「お金をいただく」という行為に躊躇(ちゅうちょ)するということを、
起業家の方や事業者の方からお悩み相談を受けることがすくなくありません。
「相手の立場を思いやる」「相手の気持ちになって考える」という行動が身についていたり、自分もお金に苦労した経験があったりすると、ついついサービスしたくなってしまいますよね。
特に、商材が「商品」という品物でなく、「サービス」という目に見えない行為の、コンサル業、先生業(士業もね)などの方にその傾向が強いです。
しかーし。その「優しい」発想が自分のビジネスをおとしめているということに気付くべきでです。
あなたが相手からいただく「代金」は、あなたの大事なお仕事の対価です。
「代金」と「サービス」はイコールで釣り合っている、と考えるのが「契約」の考え方です。
なので、あなたがタダでサービスをするようなことがあると、「あなたのサービスはタダである」っていう等式を認めることになるわけです。
そうすると、何が起こるか。
まず一つ目は、相手が「このサービスはタダである」と認識してしまいます。だから、リピートするときもタダでやってもらえると思って頼んできます。
さらには、タダでやってもらえるという口コミが広がれば、あなたはずっと同じサービスをタダでやり続ける羽目になります。
もう一つは、あなたのビジネス(商材)のクオリティーが下がります。客観的にも主観的にも。だって、あなた自身が自分の仕事を「タダ」のものとしてやるわけですから。
まず気持ちの面でモチベーションも下がりますし、そうなれば、仕事の質が上がるはずもありませんよね。
仕事をタダでやるなんて、道端でポケットティッシュを配るようなもの。
タダで手に入るティッシュならば、同じものをお金出して買う人いませんよね。
まあ、花粉症で鼻が垂れそうな緊急自体なら別ですが(笑)
タダで配って自分の仕事の価値を下げるなんていうのは、健全なビジネスではありません。
いったんビジネスを生み出して始めた以上、あなたはボランティアではありません。
あなた自身が自分のビジネスをリスペクトしなければ、ほかのだれもその商材を買わないでしょう。
だから、本日言いたいことは、
「ちゃんとビジネスの対価はいただくこと!!」
もしも、相手を思いやるのならば、その対価に見合う、相手がびっくりするくらいのサービスを提供すること。そのために徹底的に努力すること。
それが、自分にとっても相手にとっても、最良の方法だと心得て、腹をくくって請求する。あなたはもう商人なんだから。
それでもまだ「優しさ」を乗り越えられないなら、私のところに来てください。
あなたのビジネスになりかわって、「ちゃんとしろや」とあなたのお尻をタイキックします!
ご希望があればそういうビジネスマインド作りとコーチングもいたしますよ。
タイキックのスキルも磨いときます(笑)。