多分幼稚園のころ。親子遠足でどこかの公園に行った時、他の友達とはぐれて、母と2人、ぼうぼうの草むらの中でそこらに生えている草花で母に王冠を作ってもらったのです。
2人とも夢中になって帰りのバスの時間に間に合わず、でも、まあいっかという感じで。
断片的ですが、草むらと王冠の映像と、バスに乗れなかったことと、
何よりも、そんな風に過ごす母との時間がとても嬉しかった気持ちをよく覚えています。
「財産」というと、不動産や預金やなんやらがすぐ浮かびますよね。
でも、実はこういう「家族との楽しい思い出」とか、「親の優しい眼差し」とか、そういうカタチのない、金銭評価なんてできないものの積み重ねこそが、「人の財産」なんですよね本当は。
ほかにも「生き方」「所作」「人とのつながり」それに、「志」・・・などなど。
身近な人はそういう行動や背中をちゃんと見ていて、大切なエピソードとして引き継いでいきます。
生きている時間のすべてが自分の財産になり、いつか自分の遺産として大事な人へのバトンになる。
そんな風に考えたら、今日から少し生き方が変わるような気がしませんか?
まあ、そうはいっても人の集合体である「家族」。
死後のカタチある財産のことでもめたり怒ったり争ったりするのも当然のこと。
でも、今、生きてるならば、その間に色々学んで、準備して。
自分なりにorganizeされた「美しい財産」を築いていきたいと、私は思います。
そんな考え方の弁護士と、女性遺品整理士さんがコラボしておおくりする、ちょっと他にない遺産セミナーは、残席わずかとのこと。4/30なので、準備も佳境です。
ちなみに、冒頭の私との遠足の記憶について、母親は全く覚えていないそうで、
「そんなことあったっけ?」と証言しています(笑)。
まあ、私の妄想かも知れませんがそれはそれ。私だけの美しい財産ってことで。