2023年3月、乳房全摘手術と背中ドナーの自家組織による同時再建をしました。
当時は、
「広背筋なんていう大きな筋肉を一部とってしまうなんてどうなっちゃうんだろう。」
と、不安でならず、セカンドオピニオンまで行くくらい悩みました。
手術から今まで、8ヶ月ほど経過したわけですが、その後どうなったかについてお話ししますね。
結論からすると、「日常生活に影響はない」「ヨガも問題ない」というところです。
術後、ずっとヨガなんてやる気にならず、やっていなかったのですが、ちょうど半年ほど経過した9月4日から、急にホットヨガのラバに入会するという展開で再開しました。
そこからホットヨガにハマり、強度マックス(5)のクラスにも頻繁に参加していて、強度3.5以上のクラスでないと満足しないくらいには回復しています。
間違いなく手術前よりも今の方がヨガは上達していると思う。
唯一、背中の傷の影響は、手をあげた時に右だけまっすぐ上がらない(肘が少し曲がっている)ところ。
これも、当初よりはだいぶよくなっていると思いますが、まだつっぱりを感じます。
(手術直後の様子は、動画をアップしていますので見てみてください。)
再開した当初の9月頃は、正直、ヨガで背中の傷の部分を動かすのはおっかなびっくりだったんです。
でも、リハビリ専門病院でアドバイザーを務めるパーソナルトレーナーの坂田太先生から「一定時期を超えたら動かすことが必要!」と指導されていたこともあり、勇気を出して果敢に背中も伸縮させていたら、今や、上記腕をあげる動き以外で、傷が気になることはなくなりました。
(手術直後はリハビリはせず、傷が完全にくっつくまで安静第一、傷が完全にくっついてからは少しずつ触ったり動かす、という教えです)
ただ、実は傷の痛みを感じることがあり、それは意外にも「長時間座って仕事をした時」です。
道を歩いている時に急に「切り口がいたいなあ」と思う時は、決まって座っていた後なので、同じ姿勢でいると後で動かした時に痛くなるのかもと思っています。
お年寄りなどが、怪我とかで動かなくなるとかえって悪影響というのがわかる気がしました。
それと、再建すなわち移植後8ヶ月の「触覚」は、4割くらいの回復率です。
お医者さんから「傷口を保湿せよ」と言われるので、切ったところにボディークリームを塗るのですが、おっぱい部分にはほぼ感触はなく、背中部分は違和感があって、まだ麻痺しているなあ、という感じです。
まあ、病気だったんだし、そのくらいの変化は仕方ないか、と思ってます。
以上、一個人の感想ですが、もし今、乳がんで全摘、再建などを考えている方がいれば参考になるかなと思いますので記しておきます。
タイムマシンで去年の私に会えるなら、「術後1年もたたないうちにラバの強度5のクラスに、クロップド丈のトップスで腹出ししてヨガできるようになるぜ」ってことを伝えたいです。