いろいろについての考察

もう感染しているかもしれない。

新型コロナウイルスについて、私たちはもう、「自分はすでに感染しているかもしれない」ということを前提に行動してみるべき段階ではないかと思う。 

  

中国渡航歴がある、とか発症者の居住地域がどうとか、電車の中でノーマスクでセキしてたからケンカするとか、あれこれ議論して犯人探しや責任者の追及ばかりに気を取られがちだけれども、問題は実はもうそこじゃないんじゃないか。 

 

新型コロナウィルスは潜伏期間が長く、発症まで2週間以上かかる場合もあるらしいし、その上、飛沫感染なのかエアゾル感染なのかもよくわかっていない。はじめの頃は高齢者や持病のある人しか発症しないと見られていたが最近では20代の重篤な症状の方もいると報道されている。

 

要するに、はじめから安全地帯なんてどこにもなかったのだ。 

 

わたし自身振り返って過去一ヶ月、何人もの人と話をしたし、人混みを歩いたし満員電車にも乗ってしまった。マスクしていなかったときもある。  

  

だから、「自分は絶対まだ大丈夫」とは全然思えない。 

 

そういう人、結構多いんじゃないかな。 

  

「気づかなかったけどたまたま検査したら胃にピロリ菌がいた」というくらい、コロナも潜在化、一般化していて、多くのキャリアは無意識にウィルスを運び続けている、そんな感じになっているのではないか。

 

 

だとすると、今、最大できるリスクヘッジとは、「自分がすでに感染している」と仮定して「自分がこのウイルスを誰かにうつさないためにはどうしたらいいか」という発想で行動することだ。 

 

ひとたび自分が感染者側だと設定してみると、単なる防御のときよりもやることが多い。 

 

マスクを触った手で顔を触らない、顔を触った手でドアノブを触らない、できるだけ人混みに行かない、外出時はマスクをする、マスクがなければタオルで抑えるなどなど。

 

特に、自分が感染者側となれば、家の中こそ安心できない。一緒に住んでいる人がいれば、限定された空間内で同居人への感染リスクは格段に上がる。 

 

タオルの共有、料理のシェア、トイレのドアの接触など、想像し始めるときりがないくらい気をつけるべきことがある。 

もちろん、なんの症状もない段階で、明日から全員が社会生活を放棄するわけにはいかない。

しかし、少なくとも発熱、倦怠感が出たら「これはコロナ発症かもしれない」と適切な医療機関に電話するくらいのフットワークは持っていたい。「いや、私がコロナにかかるはずはない」という対応だけは避けよう。 

 

未知の事態に直面すると、すぐにどこかの国や誰かのせいにして、責めやすい誰かを迫害し始める人もいる。言いたければ言ってればいいが、まともな人には相手にされないし、そもそもポイントがずれている。そんなことは今後の新型コロナの被害拡大防止のために1ミリも役立たない。 

 

まずは、自分ごとであると認識すること、そして評論家ではなく「プレーヤー」として自分ががやるべきことをやるのが一番大事なのだとおもう。 

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