「自由」って、とても身近な言葉ですが、どんなイメージを持ちますか?
中学や高校生の頃、自由とは、例えば毎日好きな時間に起きてテレビをつけて、平日昼間から1人で「笑っていいとも」を見ることだと思っていました(笑)。
でも、それは単なる「制約のない状態」に過ぎなくて、本当の自由とは違う気がします。
自由とは、もっと積極的で、挑戦的で、主体的なもの。
やりたいことを自分の責任で自分の判断でできること。
そして、外からの力に関わらず、自分のあり方、行動を選択できること。
自由とは、そんな力強いイメージです。
いわゆるブラック企業にお勤めという方から、社長が辞めさせてくれない、という相談を受けました。
「ちゃんと手続きすれば社長が何と言っても辞められますよ」と私がアドバイスしたところ、「そうだったんですか??」と本気で驚かれました。
夫から毎日暴力を受けても、家に帰らねばならないと思っている妻からの相談もありました。
シェルターがありますよ、とお話ししたら、「えっ?家を出ていいんですか?」と聞かれました。
何となくルールとして制限されている気がする、という思い込みが、常識化してしまっていることってありますよね。
自分を守ることを優先すべき場面で、知らないがために必要な行動を取れず我慢し続けてきた、という方って実は結構います。
ざっくりした言い方ですが、人は本来、他人に迷惑をかけない限り自由です。
でも、自分が自由であることを知らないと、現実には自由は手に入らないのです。
だから、自由とは決して生易しいものじゃなく、個人個人が努力してつかみとるべきものだと思っています。
法律家の仕事は、かしこまったルールを話すばかりのように思われがちですが、実は、1人では自由を掴みとれなくなってしまった方に、「あなたは自由なのですよ」とお伝えする仕事なのではないかと思っています。
知識があればそれだけ選択肢をたくさん得られる。 不安なく踏み出せる。自信を持って判断できる。
「知識は自由への翼である」
私が一般の方向けにセミナーをしているのはこのことをお伝えしたいからです。
12/5月曜日、1:30から、東京新宿の京王百貨店で相続のセミナーを行います。
クリスマスシーズン、お買い物のついでによろしければ。
左上です♪