「他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる」
これ、選択理論心理学のウイリアムグラッサー博士の言葉です。
選択理論心理学については、専門家でもなんでもないのですが、ある場面で勉強したことがあり、
「すげー」と思って以来、いつかはきちんとマスターしたいと思っている専門分野です。
駅前に、いつも挨拶する自転車監視員の方がいます。
会うと明るく声をかけてくれて、天気の話をして、たまにアメちゃんをくれます。
「すごい良い人だなあ」と大好きです。
でも、私は彼のことをよく知りません。
朝以外の時間、何をしているのか、家はどこか、どんな性格か。
この距離感、なにも相手に期待しないでいい立ち位置だから、私は彼に好意しか抱かないのです。
これが、友達なら。仕事のパートナーなら?家族なら?
彼の性格を知り、一緒にいる時間が長くなり、利害が生まれたら。
関係が近くなればなるほど、相手に対する期待が高まります。
そして、期待と違うときにがっかりすることになります。
こういう場面、私にもあります。
達観しているように見えるみたいですが(笑)、私も普通のヒト。
誰かと関わるとき、ストレスを感じることもあります。
そんなときに、冒頭の言葉が助けになります。
もちろん、完璧ではないです。
ただのお守りです。
でも、モヤモヤした感情を一旦整理するのにとても良いお守りです。
「これは過去のことについての悩みではないか?」
「これは他人のことについての悩みではないか?」
そう思って悩み事を減らしていきます。
今悩むべきことは他にもたくさんありますからね。
他人を変えようとする人、他人が変わらなくていらいらする人。
私もそういう人は苦手ですが、それも他人のこと。
ぶつからずにスルーするのが吉。
仕事でも同じで、相手が大声でケンカしてくるタイプでも、必要のない限りはムダに争いません。
これこそ戦略なのだと思います。
そもそも、この知識をみんなが持ったら、裁判所のかなりの仕事が減ると思いますし、世の中は平和になりますよね。間違いない。
相手を変えようとする、 そこを手放すだけで大分ラクになれる。
実践は難しいけれども、この知識は大きい。
私はこの知識をすごく大事にしています。
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