そうそう。ハチマキ巻いてジャングルの敵陣にロケットランチャーとか打ち込むあの人はランボー。
じゃなくてミンボー。正しくは「民暴」と書きます。 「民事介入暴力」の略です。
民事介入暴力とは、民事事件において、相手(被害者)に対する暴力、脅迫などの迷惑行為やそれらを示唆する言動などの社会通念上一切の相当な行為をいいます。
かつて、警察が「民事不介入」といって対応できない、というスキをついて、反社会的勢力が民事事件の名のもと不当要求を行う事象が多発したことが名前の由来らしいです。
不当な行為は、民事であっても警察が介入するよ、という意味で「民事介入暴力」という名称になったのだそう。
わたくし、こう見えまして弁護士会の民事介入暴力対策委員会の委員でして、 いくつか事件に関わったこともあります。
そのご縁でをいただき「責任者講習」というのを担当して参りました。
民暴としてわかりやすいのは、テレビとかで出てくる、ヤクザなどの反社会的勢力の人が「みかじめ料はらえやー」と言う場面などですよね。
ただ、誤解があるのは、民事介入暴力事件の主体というのは、暴力団などの反社会的勢力にかぎりません。
一般人でも、反社会的な不当行為をした場合には、その行為は立派な民事介入暴力行為。
度を越したクレーマーや、なぜそう読むのかさっぱりわからない美人局(つつもたせ)も民事介入暴力行為。
実は、あなたもわたしも民事介入暴力の主体になりうるのです。
そんなお話をするのが「責任者講習」。
公益財団法人 暴力追放・薬物乱用防止センター主催の講習で、受講するのは事業者や行政の不当要求防止責任者の方です。
詳しくはこちらの説明をご覧ください。
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あからさまな暴力団が減り、反社会的勢力が形を変えて潜伏している昨今、「こんな会社は実は暴力団のフロント企業だ」という特徴など、実際の事例を踏まえてお話ししました。
法律にもとづいて催される本来かたーいイメージの講習ではありますが、いつものセミナーの経験を活かし、出来るだけ具体的に、身近な話題としてお話ししましたところ、「分かりやすかった」というアンケートも複数いただいたそうで、やりがいを感じました。
反社会的勢力の排除は市民の義務でもあります。
無料ですし、暴排のステッカーももらえるようなので、おちかくの責任者講習にご参加されてみてはいかがでしょうか。
埼玉県浦和合同庁舎でわたしと握手!
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