世紀の大型ゴールデンウィーク、いかがおすごしですか??
私は、お世話になった方(Aさん)のお誘いで春の秩父山中に遊びに来ています。
Aさんは、前の事務所で以前担当した事件の依頼者Xさんのご親族。
その事件、相続関係でもあまり数のない難しい案件だったのですが、とてもうまく解決できた一件だったので、私としても印象深い事件でした。
この事件の依頼者ご本人Xさんがご高齢だったので、いつも秩父から事務所へ送迎&付き添いで来られていたのが、今回お招きくださったAさんでした。
その事件以来、Aさんは、自宅の菜園で採れた白菜やレタスを送ってくださったり可愛がってくれました。
今回、独立にあたり挨拶状をお送りしたところAさんの方からわざわざお電話をくださって、「ゴールデンウィークはたけのこが採れるよー」と誘ってくださったのです。
「これは生まれて初めてのたけのこ掘りのチャンス!」と思い、早速遊びにいきました。
秩父からさらに40分ほど電車に乗った場所にあるAさんのご自宅は大豪邸で、家のまわりは我らワーカホリック40代憧れのテレビ番組「人生の楽園」に出てきそうな自然豊かな場所です。
見遠くに見える山も敷地だそうで、そこでたけのこが掘れます。
また、お宅から少し歩くとフキが自生し、カモミールが群生する場所も。
その後、山に行ってたけのこを掘りました。
すごい斜面でたけのこをみつけると、クワを脚に打ち込まないように気をつけながらどしん!と掘ります。
私も一つ。
でっかい! これぞたけのこ。カモミールもお茶にしてあまーい香りを楽しみます。
実は、この旅の本当の目的は、お墓まいりでした。
というのも、上記の事件の依頼者のXさんが、昨年夏に亡くなったのです。
Xさんが生前に住んでいた家のすぐ近く、高台にある墓地にお墓はありました。
生前、Xさんもカモミールティーを好んで飲んでいたと聞き、その場でXさんのために摘んだカモミールのブーケを手向けました。
事件が終わった時、お会いしたのが最後だったなあ、と思いながらお墓に手を合わせました。
どんな別れも「これが最後」とは知らないもの。その時もいつものようにお別れしてしまいました。
だから、最後に見たXさんのお顔はよく思い出せませんでしたが、柔和な笑顔が浮かびました。
この仕事をしていると、たくさんの方との別れがあり、中には依頼者や相手方の死に触れる機会も増えます。
でも、その反面、出会いもたくさんあり、 仕事上の付き合いにとどまらない関わりを持つチャンスもいただきます。
今回の秩父旅では、これからもそういう仕事をしていきたいな、と原点に帰った気がします。
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